「名前だけでもいい!!近代麻雀に載りたい!!!」(野間一列)

雑誌「近代麻雀」!!!

コンビニ、駅の売店は勿論「つぎにこの界隈に訪れた時には潰れているだろうな?」というような場末のさびれきった雀荘にすらも置いてある、麻雀打ちなら必ず手にとって読む唯一無二の雑誌であることはいまさら言うまでもない。

私の高校の同級生でいつも一緒に麻雀を打っていた男が、近代麻雀主催の「東京6大学麻雀選手権」において慶応大学代表で勝ち上がり、決勝まで残って当時最強と言われていた金子正輝プロと誌上対局したものが、奴の牌譜やたくさんの写真を含め、見開き4ページにも亘る特集を組まれていたのを垂涎の思いで読むしかなかったのが、今から約30年前のことだった。そいつの名前は浜本広行(はまもとひろゆき)。彼の親父が、生まれたばかりの奴の名づけに苦慮していた折、ちょうど広島駅のプラットホームに「JR呉線の広行き」の電車が到着したというだけの理由で「広行(ひろゆき)」という名前になったという奇特な奴。その程度の奴であるがゆえ、のちになって奴の結婚式のスピーチを頼まれるも「近代麻雀に取り上げられた」こと以外に語るほどのものはなかった。

 

とはいえ、私にしてみれば奴が近代麻雀に載ったこと自体、ないものねだりであるにせよ、羨ましくて仕方なかった。手練手管を弄し「一生に一度でいいからなんとか載せてもらえないか…」と、そののちお世話になった宮内こずえプロや二階堂瑠美プロにもお願いしたのだが、さすがに無理だった。

 

それから時は過ぎ、チャンスは意外な形で訪れた。

 

私が競技麻雀を始めた2017年。金谷真慈さんから麻将連合μの道場である自宅マンションから目と鼻の先にある「広島風鈴道場」にて「第1回ピースカップ(規模でいえば準μカップのようなもの)」が開催されることを聞き、参戦。最強戦予選以外では初めての競技麻雀大会であったが、なんとか準決勝8名にまでコマを進めるも決勝4名には残れなかった。

それでも初めての大会で8位以内に入賞できたことは嬉しかった。

大会終了後、居酒屋での打ち上げにて、今回の「第1回ピースカップ」は「近代麻雀の各団体の近況報告のコーナー」に掲載します!と編集担当の草場とも子認定プロから伝えられ、一瞬欣喜雀躍するも、誌面に載るのは決勝に残った4名だけ…。自分の力があと一歩及ばなかったことに忸怩たる思いを抱かざるを得なかった。しかし、しつこい私は打ち上げの二次会にて、編集担当の草場プロ、責任者の小林剛プロに酔いつぶれながら拝み倒した。「す、すみません!!なんとかならんですかああ、10万円出しますので名前だけでも載せてもらえませんかあああ???」と傍で見ていた藤原健プロ、松井一義プロから失笑されながらも「いい加減あきらめましょう…いつか何かで載れる日がくるように頑張ればいいじゃないですか…」という慰めの殺し文句を頂き、そのまま床にへたり込んでしまった。

 

そんなことは忘れていたある日のこと、草場プロから連絡があり「責任者の小林剛プロと考えに考えたあげく、なんとか頑張って、のまさんの名前を記事に載せましたよ!!!」と以下の記事(黄色蛍光ペン部分:のまかずなみ)にして頂いた。

剛さんからは「内密に…」とその時言われていたのだが、先日ヴェストワンカップで草場プロとお会いした時に「もう時効だからSNSに載せても大丈夫よw」との言葉を頂いたので掲載させて頂きました

これに奮起して「次こそは決勝に残って堂々と名前を!!」と意気込んで臨んだ、2018年の第2回広島ピースカップは、(当たり前だが)正々堂々と決勝まで残り、めでたく自分の名前を近代麻雀に(岡田桂女流、ウメピコ女流のおかげもあり)掲載してもらうことができたのである

今年も(第3回)広島ピースカップが2019.9.1(本選)開催される。

μの認定プロである、小林剛P、松井一義P、現将王武則輝海P、藤原健P、木村和幸P(以上シード)を始め、前日予選から笑王清水英二Pらの認定Pの他、ツアー選手、岡田桂女流を含めた女流もたくさん来られる。前日予選から我らが板川和俊代表も殴り込む予定らしい。予選はまだ6/23、7/21、8/31(前日予選)が残っており、広島風鈴にて行われる(お申込みは082-246-8007まで)。幸い私は5/6に予選をクリアできたので、今年も決勝進出目指して頑張る所存である。広島は遠いですが、大会前日の前夜祭も含めて、とても楽しく有意義な大会ですので、全国のみなさまのお越しを代表の佐伯茂さんになりかわってお願い申し上げます。