麻雀最強戦2017 著名人代表決定戦豪運編【観戦レポート】

2017年10月21日(土)に、麻雀最強戦2017「著名人代表決定戦豪運編」が行われ、加賀まりこが優勝、ファイナル進出を決めた。雀豪著名人8名による死闘を、現最強位・近藤千雄とオフィシャルレポーター・梶本琢程がレポートする。

じゃい、福本伸行ら、強豪をピシャリ完封した加賀まりこ
じゃい、福本伸行ら、強豪をピシャリ完封した加賀まりこ

4万点台は全く安全圏ではない

梶本「さて、今回は2回目の著名人代表決定戦です。予選A卓から蛭子能収さん、加賀まりこさん。B卓から福本伸行さん、トレンディエンジェル・たかしさんが勝ち上がりました」

 

近藤「いつものプロ同士の対局とはまた違う部分で勝負の決着がつくことも多かったですね」

 

梶本「おお~、この牌が鳴けた。この牌を押すんだ。お、どうしてこれ止めたんだ? みたいな感じですかね」

 

近藤「そうですね。これも麻雀なんだなあと」

 

梶本「その決勝は、最初たかしさんが走って、それを福本さんが追い抜き、さらに加賀さんが抜け出す。最後、ラス親の蛭子さんも親満をツモって『また逆転か?』という雰囲気もあったのですが、最終的には加賀さんがそのままトップでファイナルへ駒を進めました」

 

近藤「一時は47300点持っていたたかしさんがラスになってしまうという。点数移動も激しい半荘でしたね」

 

梶本「たかしさんは点棒を持ったところでもガンガンリーチをかけてました」

 

東4局1本場9巡目 南家・たかし 39800点

 

 

梶本「こちらのリーチは追っかけリーチの加賀さんからロンで加点に成功しました。ですが…」

 

南1局7巡目 東家・たかし 47300点

 

梶本「こちらのリーチは逆に加賀さんの追っかけの九索単騎待ちリーチに一発で5200放銃。ここまで順調だったたかしさんがこの放銃をきっかけにアガれなくなりました。この2つのリーチの是非はいかがでしょう。トップ目としてはやりすぎですか?」

 

近藤「僕はどちらもリーチでいいと思いますけどね。カン四筒のほうは、まだ東場ですしドラ中がトイツで5200以上確定。既に一筒を捨てていることもあって手変わりが少ないこと。あと、そのドラが他家が使いにくい中というのもリーチをかけやすい」

 

梶本「といいますと?」

 

近藤「同じドラ2の5200点の手でも、中張牌より字牌のドラドラのほうが『他家の手が安い』可能性が高いからです。五萬がドラだと1枚でも使えるので、相手に追っかけられてメンタンピンドラ1の満貫とかそれ以上の点数に放銃する可能性もある」

 

梶本「字牌がドラならば、相手の手がドラ0枚のケースもあるから放銃しても高くなりにくいということですね」

 

近藤「ですから、こういう手をヤミテンしてはいけないと思うんですよ。全員の親番も残っていて誰からも捲られる可能性もあるわけですし」

 

梶本「実際この手をアガったたかしさんが終わってみればラスになってしまいました」

 

近藤「なので4万点だって全く安全圏ではないんですよ」

 

梶本「じゃあ次局のペン七筒待ちリーチも近藤さん的には『あり』ですかね」

 

 

近藤「そうですね」

鬼神の闘牌!予選圧勝するも決勝で加賀に敗れた福本伸行
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本当にカジノで106億円負けた男?繊細な麻雀を見せた井川意高
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独特の押し引きの秘密は?

決勝卓左から福本、たかし、蛭子、加賀
決勝卓左から福本、たかし、蛭子、加賀

梶本「この決勝戦は色々見どころも多かったと思いますが、勝敗の分かれ目になった局はどれだと思いました?」

 

近藤「色々ありますが、南2局2本場、東家の福本さんが中をポンして蛭子さんから1500点を出アガった局にも1つのアヤがありました」

 

梶本「ほぉ。この局何かありましたか?」

 

近藤「まず、福本さんのイーシャンテンの取り方が面白いですね」

 

南2局2本場 東家・福本 44500点持ち

 

 

近藤「僕は二索を切る人が多いと思うんですよ。六萬のくっつきとソーズの一通。六九索重ねたら中とのシャンポンでいいですから」

 

梶本「福本さんは打六萬でしたね」

 

近藤「一通と二索に三索や四索をくっつけてイーペーコーの1ハンを優先させる一打ですね。この時は『福本さん、リーチのみにしたくないのだろう』と思いました」

 

梶本「すると2巡後に六索を重ねます。が、福本さんはこれをツモ切ってテンパイを崩しました。場に1枚切れの中と六索待ちではアガリの感触は乏しかったか?」

 

近藤「ただ、この時点でシャンポンの即リーチをかけていたら、福本さんの現物が少なく中を持っている加賀さんの放銃が濃厚でした。これが綾になりましたね。加賀さんは一発で中を放銃しても不思議じゃないし、一発を避けても3900の2本場で最低4500点出るわけですから。ここで助かっているのが加賀さんの勝因の1つでしょう」

 

梶本「なるほど。で、その福本さんの親が落ち、13900点持ちの加賀さんが最後の親を迎えるわけですが、その配牌がこちら」

 

南3局配牌 東家・加賀 13900点

 

梶本「この手がホンローチートイツになって、たかしさんから九萬でロン。9600のアガリになりました」

 

近藤「この第一打が八筒なんですが、東場ならまだしも南場で点数がない親ですからね。多くの人は連荘を考えて西あたりから切ると思うんです。これをホンローに仕上げるのは加賀さんならではだと思いますね」

 

 

梶本「そうですね。で、次の局が4000オールでトップの福本さんに追いつきます。で、次の2本場でまたまたミラクルなアガリが出ました。たかしさんのリーチを受けているところにドラの中を重ねます(全体牌図参照)」

近藤「その1巡前、たかしさんのリーチ一発目に七筒を捨てているのですが、実はカン六筒のテンパイ。でも、ドラの中を止めてテンパイを取らなかった」

 

梶本「これ、福本さんと競っているだけにドラが切りづらいですね。とはいえ、七筒も通っていない」

 

近藤「たかしさんの河が強いですからね。難しいですけど僕は中切ってヤミテンに構えるかな~。たかしさんのリーチ宣言牌が第1打に捨てている4枚目の一萬ですからチートイツはないですし」

 

梶本「なるほど。で、その直後に牌図の通り中を重ねるんです。『ここでいよいよ追っかけか? 五筒切ればたかしさんに当たっちゃうけど、スジの二筒の出を考えて五筒切りで追っかけかな』と思っていたら、加賀さんは打二筒でヤミでした」

 

近藤「さらに四筒を引いて三六筒になってもヤミテン継続でしたからね」

 

梶本「結果、三筒をツモって4000オールになり、これが決勝点になったわけですが。それにしても、南1局でたかしさんの親リーチに九索単騎で追っかけた人が今回はヤミ。このギャップは何だ? と思ってしまいました」

 

近藤「僕もわれポンで加賀さんの麻雀をよく見るんですが、当たり前のようにブンブン無スジを切っていくこともあれば、突然牌を止めて回ることもあるんですね」

 

梶本「あれは女性のカンというやつでしょうか?」

 

近藤「おそらく手牌の最高形を目指して手作りをし、相手のリーチはその待ちを絞ってその牌以外は押す。麻雀プロでいうと和久津晶プロに似ていると思いました」

 

梶本「あ~、なるほど」

 

近藤「和久津プロも読み重視で、Aクラスの危険牌が手中にあるときはそれを切らないでいかにテンパイに持ちこむかを考えていると思います。なので他人が目からは凄く押しが強いように見えますが、本人からすれば『本当に危険な牌は捨ててないよ』となるでしょうね」

 

梶本「読み+感覚で打つ感じですね。同じ攻め屋の近藤さんともまた違うんですか?」

 

近藤「僕はの場合は勝負だと思ったらAクラスの危険牌でも何でも切りますからね。同じ無筋でも切らない牌を決めてる加賀さんや和久津プロとはそこが違うと思います」

 

梶本「なるほど。ありがとうございました。さて、本番まであとひと月を切りました」

 

 

近藤「はい。いよいよですね。連覇に向けてきっちり準備を進めておきたいと思います」

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レポーター

近藤千雄現最強位
近藤千雄現最強位
梶本琢程オフィシャルレポーター
梶本琢程オフィシャルレポーター

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コメント: 1
  • #1

    中道勝 (水曜日, 29 11月 2017 17:02)

    近代麻雀ルールは誰がルールを決めたアホかスポーツやどんな勝負事でもルールは筋が通っている関東方面の方たちは筋の通っらんふりてんリイチの麻雀をやってルールをおかしいとおもいませんか。アホ早く止めて正しい筋の通ったルールで麻雀してください、中道、